2016年 常念山脈 縦走 5日目

雑記
 同じ業種や仕事内容をするだけで本当にキャリアを積めるのか。
 まあただ純粋に私は飽き性なので、それに見合った生き方をするだけなのですがね。

5日目

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 5日目は懸念していた、大天井岳から餓鬼岳までです。
 コースタイムは10時間20分となっており、実は私個人ではこれ以上のコースタイムのルートを一日で歩いたことがありません。
 しかもテント泊の縦走装備です。
 日帰りや山小屋泊装備ならまだしも…というわけで不安でしたが、実際歩いてみたら案外いけました。

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 昨日と同じ時間に出発ですが、ガスがあったので歩きはじめはヘッドライトを使用しました。
 キャンプ場から北に向かって岩稜地帯を下っていくと、槍が岳方面と燕岳方面の分岐点に着きます。
 燕岳へ向かう道は大天井岳山頂から見て感じたほどのアップダウンは、実際には少なくて歩きやすかったです。
 このルートが所謂表銀座と呼ばれるルートの一部となっているわけですが、やはり人気があるからなのか多くの人とすれ違いました。

 爽快な花崗岩の稜線と雲海を眺めながら北上していきます。

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 途中には大下りという急傾斜なところもありますが、概ね緩やかで歩くのが楽しいほどです。
 疲れもほとんど感じることはありませんでした。
 まあこの日は行程が長いので、意図してゆっくり歩いて疲労を抑えたのですがね。

 岩の割れ目、ハイマツに形どられたルートを通って燕岳に近づいていきます。
 鎖場も無く、危険個所もありませんので快適そのものです。

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 居心地の良いことで有名(?)な燕山荘に到着です。
 着いたときはまだテントを片付けている人がいるような時間でした。
 さて…ここから餓鬼岳までは小屋などは一切ありませんし、エスケープルートとなる東沢乗越も危険な道です。
 餓鬼岳への縦走路は少々の覚悟が必要です。
 今から考えれば、この時は涼しかったもののもう少し水の補給をしておけば良かったかなと思います。

 最初に燕岳山頂を目指します。
 荷物を燕山荘にデポしている人が多いのか、すれ違う人はどの人も荷物は持っていなかったし縦走装備もしていませんでした。
 燕岳山頂(2763m)は爽快な花崗岩の砂利と岩のある場所です。
 丸い岩を登ることが多いですが、どれもステップが付いているので楽に登っていけました。

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 燕岳山頂から北燕岳を越え、巨岩が林立するエリアは東側を巻いて進みます。
 この時に猿の集団がおりましたが、道中にう○こするのはやめてくれ…踏みそうになったわい。
 岩を巻く場所以外はやはり花崗岩の快適な稜線歩きなので気持ちが良いのですが、東沢乗越への下り以降はしばらくそういうのがなくなるので、下るときは名残惜しかったです。
 また樹林帯か…。

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 東沢乗越までは標高を約450mも下げますので、稜線歩きであるはずなのにまるで下山するかのように一気に下っていきました。
 中房温泉から東沢乗越のルートは危険らしいので、この辺りの道もやはり人がほとんどいませんでした。
 多くの登山者で賑わう北アルプスにしては、圧倒的な孤独…!しかもガスが出てくるし!
 まあ道自体は下りやすいもので危険箇所は無かったのですが。

 東沢乗越は普通のよくある峠です。標識はありますが、特に施設らしいものはありません。
 また東沢岳へ登り返しです。
 不人気なエリアだからかわかりませんが、ジグザグに道を付けてくれたらいいのに直登しますから、傾斜が急でふくらはぎが痛くなりました。

 東沢岳山頂はわずかに外して道が付けられていますが、山頂直下から餓鬼岳方面への展望は開けています。
 ここからコースタイム3時間です。
 ガスがなかなか晴れないから餓鬼岳山頂まで見渡すことが出来ませんでしたが、雲の合間から見える剣ズリ(?)は迫力あります。
 険しい道も続いていますので、まさに今回の縦走のラストボスにふさわしい様相です。

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 3時間のコースタイムとなっているこのエリアは、綺麗に1時間ずつの3つのエリアに分かれているように感じました。
 東沢岳からはしばらく岩稜地帯を通っていくことになります。
 地図上で見れば大した傾斜は無くて楽に行けそうに見えるのですが、実際は狭い道を岩にへばりついて進んでいくような箇所が多く、意外に身体を多く動かすことになりました。
 しかもこのときライチョウ(?)の糞が至る所にあり、踏んだり触ったりしないようにいちいち確認しながら進んでいくのは大変でしたw

 次の1時間は剣ズリへ登るために西側を巻いて進むことになります。
 流石にすごい岩場ですので巻いて進む方が安全なのでしょう。案外トラバース道が長いです。
 アップダウンもそこそこあるのですが、その代わり危険な箇所が無いので体力さえあれば大丈夫です。
 流石にそろそろ疲れが出てきましたが。

 最後の1時間は剣ズリから餓鬼岳までです。
 剣ズリの形の良さにしては餓鬼岳の山頂はどこかわからないようなものでしたので、遠くに見えてげんなりしました…。
 また最初の1時間のような岩場が続くのかーと思っていたら、案外後半からは歩きやすい道が多くなってすいすい進めました。
 水が少なくなっていたので心許なかったのですが、まあよかったです。

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 進んでいくと餓鬼岳キャンプ指定地にたどり着きます。
 テントは数張しか張れない狭いものですが、自分以外に一人だけだったので余裕でした。
 餓鬼岳も他と同じくテント一張700円、水1L200円、だったかな?

 大天井岳と同じく小屋の裏から数分で餓鬼岳山頂(2647m)です。
 遂に、遂に今回の縦走で最後の山に達したぞ!
 やはりガスが多くて大天井までは見渡すことは出来ませんでしたが、青空と白い雲のコントラストは美しいものです。
 剣ズリのほうが山容的に美しいですが…標高も3mしか変わりませんし。

 まあとりあえず、この日は持ってきた焼酎を飲んで文字通り達成感に酔いしれながらぐっすり寝ました。
 トイレに行くために深夜起きると、星が美しく瞬く快晴でした。

累積標高差:登り約1130m、下り約1360m
行動時間(休憩含む):9時間15分

テーマ : 登山 - ジャンル : スポーツ

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