アニメ版ニアアンダーセブン 1~4話 感想

NieA_7(ニアアンダーセブン)
監督 佐藤卓哉
制作 トライアングルスタッフ

 2000年にWOWOWで放映されたテレビアニメーション、『NieA_7(ニアアンダーセブン)』の感想を書きますよ。
 一応以前に漫画版の愚考を書かせていただきましたので、宜しければどうぞ。
 
 「lain」の後に見ると、キャラデザ原案は同じなのに、まっっったく!違うアニメだよなあ…って思ったり。

NieA_7 壱 [DVD]NieA_7 壱 [DVD]
(2000/07/26)
宮村優子、川澄綾子 他

商品詳細を見る

1 話 宇宙人と、打ち上げUFOの湯
 OPは無く、いきなりまゆ子とニアの日常が描かれます。
 基本的にコメディだからか、よく動くしデフォルメもよく使われてるしで、アニメとして見ていて面白い、というのが第一印象でした。
 爆発オチもやってくれてるしね!
 
 やはり漫画版同様、宇宙人が普通に居ついている様子が、特に詳しい説明もなされないまま、物語は進行していきます。
 まあ、そういうのを説明するとちょっとテンポが悪くなったりしそうですから、テンポの良いコメディを維持するのには、野暮な疑問は抱かないのがルールです。よね?

 まゆ子の、ニアとニア以外への態度の違いは、アニメだとはっきり表現できていて、見ていて楽しかったです!
 言葉遣いだけでなく、声の調子とか音量とかを見事に使い分ける様子、「まゆ子は普段は猫被りまくっているんだなあww」と感じて、笑ってしまいます。
 そこらへんの、漫画では表現しにくいことをアニメではちゃんと表現しているのが好印象です。

 やはり基本的な流れは、漫画とアニメは同じですが、アニメの方がボリュームある分、エピソードの数が多いですね。
 テンポも良く、水増しした感じは見受けられない、と思った1話でした。


2 話 宇宙人と、暴れ宇宙風呂の湯
 漫画ではちょろっとだけしか登場しなかった、ヨシネンの燃料採取エピソードです。

 『郷愁』もテーマにしているからでしょうが、まゆ子の暮らす古びた家屋の描写は注目すべき場所ですね。
 古くから建っていた木造建築の雰囲気と言いますか、ちょうどいい具合の汚れとか劣化とか。アニメスタッフはよく勉強したんじゃないかなと思います。
 「古びた木造建築」をちゃんと描いたテレビアニメって、あまり無いよね?

 まゆ子たちは燃料を探しにクレーター内のジャングルを散策しますが、雑食植物に食われたまゆ子のくぐもった声とか暴れ具合が妙に面白かったですwww
 切羽詰った感とかが何か、リアルです。声優ってしゅごい!

 2話のラストも、爆発&貧乏オチ。極貧生活の描写はされますが、流石に身売りとかそういうのは出てこないから、安心して楽しめます。


3 話 宇宙人と、レディオノイズの湯
 (偽)インド人と(偽)中国人の宇宙人が登場する回。宇宙人のカーストを実感できる…と思いきやそんなことはなく。

 まゆ子が新聞配達のアルバイトをするシーンがありますが、街の雰囲気が本当に昭和っぽいような気がします。
 自転車で古びた町を疾走するだなんて…そういうの好きです。
 
 自由で個性的な宇宙人が多く登場しますが、一応彼らなりにやりたいこととかはあるようですね。普通の人間よりかは遥かに、深刻さは無いですが。
 ニアがカーナに、「アンテナ無しのアンダーセブン!」と罵られまくっていましたが、今のところ判明しているアンテナの機能は、「無線やテレビの電波を受信できる」だけ…。
 そういうしょうもない機能しか持たない宇宙人のアンテナですが、それのある無しで身分が違うようです。人間にとってはそんなの「さっぱりわからない」でしょう。
 でも、もしかしたら、宇宙人たちも、人間社会ではしょうもない違いで身分を分けている、と思っているかもしれません。


4 話 宇宙人と、新米ウェイトレスの湯
 洋食屋かるちえと、ゲンゾー君が登場する回。

 ゲンゾー君が初めて登場しましたが、彼の感情の起伏の無さと棒読み加減が見事にマッチしているように思いました。ドレッドヘアーなのに、どうしてあんなに地味でしょぼい性格なんだ…。
 
 かるちえの親子の関係は良いですね。失敗ばかりの父親と、叱りながらもしっかりとサポートする娘、お互いがお互いを純粋に愛しているような、美しい関係です。
 そんな様子を見れば、まゆ子の張った見栄も、あまり意味を成さなくなるのでしょう。見せかけの立派なことよりも、もっと大切で美しいものがある、ということで。
 はあ…いつから日本は勤勉・倹約ではなくて金を儲けた奴が偉いということになったのだろうか…(以下、愚痴省略)

テーマ : アニメ・感想 - ジャンル : アニメ・コミック

web拍手 by FC2
同じカテゴリの記事(ランダム)
コメント
コメントの投稿
はい!