Lost Maria 〜名もなき花〜 感想 

Lost Maria 〜名もなき花〜   制作 Lucifer Brand

 2005年頃に制作されたRPGツクール2000のフリーゲーム、2005年テックウィンコンテストパーク7月号金賞受賞の「Lost Maria ~名もなき花~」の感想を書いていきますよ!
 グロテスクシーンや暴力シーンがあるので、そういうの嫌いな人は注意。(まあグロいのは序盤くらいだったけど…代わりに終盤はエグい)
lostaria2.jpg さて極簡単にあらすじを自分なりに書いてみますと、「亡霊とかゾンビとか出てきた館をみんなで調べてみようぜ」的な感じであり、全体としては一つのダンジョンを地下深く探索しながらたまに街に帰ってくるという、wizっぽいゲームの進め方となっております。(説明が適当すぎる)
 ホラー・グロテスクの演出には、素人目ながらバイオハザードの影響を強く受けているように見えました。1階の真っ当な館エリアでは、いきなりゾンビが侵入してきたり窓が割れたり死体が動いたり…ちょっとビクビクしながら進めてましたよ。地下1階ではさらに薄暗くなって、おどろおどろしかったり…。アマンダ憑依後のロッドのステータス画面はトラウマ
館の地下に色んな設備があったりするのも、やっぱりバイオハザードっぽいように思えました。でも地下都市(本当は地上都市)があったのは意外です。段々SF寄りになってくるので、ホラーとグロは無くなってきましたね。
 
 全体的なシステムもバイオハザードっぽいところが多々見受けられました。そこらへんに体力回復の草があったり調合出来たりも、銃とその弾が分かれていたり、所持可能アイテム数が少なかったりするところとか。セーブはどこででも出来るので、そこは楽でしたが。
 ちょっと印象的だったのが、館入り口と宿のショートカットが出来たりするシステムです。ダッシュの無いゲームでは移動が面倒だったりしますが、このショートカットシステムはテンポを良くする良いシステムだったと思います。(そんなに多くないけどね。)

 戦闘システムは、フロントビュー1対1のタイムゲージありの方式です。コマンドは4つなのでかなりシンプル。魔法のようなものはありません。タイムゲージはボタンを押すとすぐにいっぱいになるのでさくさく戦闘を行うことが出来ます。テンポは良いほうですね。
 同じ部屋に仲間がいると、アイテムや銃器による支援を行うことが出来ます。しかし…いかんせん所持可能なアイテム数が少ないため、銃器を持ったりアイテム使用による支援が難しく、結局あまり支援しきるようなことが難しいように思いました。

lostaria1.jpg ある場所で金を払ったりするとチャージ後に使用できる剣技を会得できますが、どのレベルの技もチャージ1回で使用できるので、剣技を会得すればするほどそのまま戦闘力が増大する、ということになりました。中盤以降はチャージ→技の繰り返しで敵をガンガン倒していけます。逆に言えばそれ以外の戦略が必要無く、そのため全体的に戦略性は少なかったかもしれません。
 難易度は少し低め~普通くらい。普通にやってればゲームオーバーになることは少ないです。最深階に登場する雑魚敵のプロトタイプはきつかったけど…。ラスボスは弱い。

 ストーリーですが、ストーリーの少ないダンジョン探索ゲーだと思っていましたが、中盤くらいから意外にイベントあったので驚きでした。中二っぽさが良い感じだぜ!そしてただの役人だと思っていたハーベイのかっこよさときたら、ね。
 終末思想犯が狙っているジェノサイドの効果とか原動力とかは、ホラーとかSFとかよりもファンタジーな感じがあって、う~ん、個人的にちょっと微妙でした。終盤に向かうにつれてこの世界で行われたこととか出来ることとかが魔法じみていて、出来ることと出来ないことの境界が無かったのが残念かな、って。まあ多くのゲームや漫画でそういう境界が無いので、そういうもんなのでしょうが。
 
 で、隠しキャラのカリスト編ですが、そこそこ愛着が湧いてきた街の住民を、プレイヤー自身で皆殺しにしていくってのは、『制作者は頭おかしい』と思いましたよ!ハッピーエンド見せた後にこれかよ!
 ていうかもしかしてこういう、自分で作ったものを自分の手で壊す、ってことはしたかったがためのゲームなのか!?子供をかばっているディアナのHPが意外に高かったりするのも、あのさあ…エグい。エグすぎるよ!

 というわけで、見事ハッピーエンドを迎えた人もカリストエンドをやってみてください。もしかしたら制作者の真意を知ることが出来るかもしれません。 



やりこみ記録★
・全ED閲覧
・全キャラ全技会得

 BADエンド後はそのまま直前のイベントに戻ることになるので、マルチエンドと言えども何度も最初からやり直さなくてもよいのですが、代わりに時期限定エンドは取り逃すと面倒くさいことになるので注意が必要です。
 時期限定エンドは、グスタフ殺害の「星になった男」と、ハンナ殺害の「初恋の人」です。グスタフはノア投獄前に何でも良いからBADエンドを迎え、再開後の教会にいる彼を倒せば良いです。ノア投獄後はグスタフ自体いなくなります。ハンナ殺害チャンスはほぼ一度きりです。逃さないように(ゲス顔)。
 ハッピーエンドの条件は「ハンナとの思い出イベントを見る」ことです。ですがこの思い出イベントの発生がクセでして、ネットと私の経験から、BADエンドを規定数集めるとゲーム再開時に発生、だと思います。つまり、『枯れ草』エンド以外の全てのBADエンドを収集すると思い出イベントが発生してしまい、枯れ草エンドを見るのが面倒くさいことになる、というわけです。(ハッピーエンド直後なら見られるか?)
 というわけでオススメエンディング順序は、『時期限定エンド2つ』→『枯れ草エンド』→『プレイヤー死亡エンド3つ、寝首を狩るエンド』→『ハッピーエンド』でしょうかね。これだと1週で全て簡単にエンディング収集ができます。後はカリスト2種類やって終わり。
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