アニメ版プラネテス17~20話  感想 

雑記
 論理的正しさを追求したいものです。感情論よりも。

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17話 それゆえの彼
 ハチマキの親父とロックスミスが登場する原作にもあった話。
 「夢を叶えることは出来ないかもしれない」というようなハチマキの悩みから、「どのような夢を持ち、どのような理由でそれを叶えようとするか」ということにテーマがシフトしていったように感じました。例えば、星野五郎は「人類がどうとかつまらん」とか「わがままじゃなけりゃあ…」というような、人類全体の夢とかよりも自分の欲望を最優先にしていましたね。まあ、人類の夢というのも、それは単に個人の欲望を人類全体にすり替えて大義名分を得て、支援を得ようとしただけのことなのでしょう。
 木星往還船フォンブラウン号開発者のロックスミスも、「宇宙船以外に何一つ愛せない逸材」という風に、ただ純粋に自分のわがままや欲望を叶えようとする男だそうです。夢を叶えようとするものたちは自分に正直であり、そのために全体の被害とか自由だとかをあまり省みない、超エゴイストな感じなのかもしれません。だけど、こういうやつらが新しい世界を作っていくのだろうかな、と思います。

18話 デブリ課、最期の日
 事業部長の異動により、デブリ課が廃止されようとする回です。
 デブリ屋としての正義を全うしようとするのはやはりかっこいいですね。子供が大事なあまり会社にしがみつこうとしていたラビィが、子供から「かっこいいデブリ屋」と思われていたことを思い出して、デブリ屋としての使命を果たすことになった展開もかっこいいです。
 デブリ課存続決定してもハキマキは浮かない顔…。木星に行くため、デブリ課を辞めるとのこと。

19話 終わりはいつも…
 ハチマキがフォンブラウン号乗員選抜試験を受ける回です。この回からアバンがデブリのことから木星往還船のことに変化しました。
 原作では選抜試験の詳しい描写はあまり無かったのですが、アニメではちゃんとなされ、しかもその内容も現実に即していそうな濃いものでしたので、かなり満足です。試験中に命の危機に晒された人間をも見捨てて、チームを優先させようとするとは…。正しいのでしょうが本当にやるとは、流石ロックスミスと言いたい。
 「木星往還船を作る金があれば餓死者の~割が救えるんだ」と言った記者の言葉が印象的です。「限られた人たちの一方的なわがままで、人類全体を犠牲にするのか」ということを言いたかったのでしょう。しかし、宇宙を追うものはそれくらいエゴイストで無ければ通用しないのでしょう。鉄の意志と氷の血が必要、やめさせたいなら止めてみろ、人を救いたいならお前が勝手に救えばいい、と。

20話 ためらいがちの
 1次試験を突破し、4人チームで閉鎖環境の中で暮らす二次試験を行う回です。
 冒頭の、ハチマキが宇宙服で移動する試験はかなりスピード感があって、本当に「アニメならでは」な感じがあって見ていて面白かったです。まるでグラディウスのような横シューティングゲームの、障害物が多いステージのようでしたよ。
 閉鎖環境試験の設定もかなり真面目に考えられていたものだと思います。乗員としての日常業務をチームで行いながら、期間中にフォンブラウン号の模型を組み立てていくというのが基本です。木星に行くときは7年間チームを共にするわけですから関係を悪化させることは出来ないことが試させられているし、船の模型を作ることで構造を理解して不慮の自体が起こっても現地で対処出来るようになりますし。
 試験終了間際に、このままでは酸素や電力が無くなってしまうという事態に(試験官による故意で)陥ってしまいます。このときのトラブルの対処の手順もしっかりしていて良いですね。まず冷静に状況の把握、次に対処方法を一つ一つ吟味、最終手段の実行といった一連の流れをちゃんと描いていますからね。この試験の案は誰が考えたんだろう。NASAとかJAXAに聞いたんだろうか…。


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