アニメ版プラネテス13~16話  感想 

プラネテス 5 [DVD]プラネテス 5 [DVD]
(2004/08/27)
田中一成、雪野五月 他

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13話 ロケットのある風景
 ハチマキたちが地球に降りてハチマキの実家に行くという、原作にもあった話です。
 自分の宇宙船が欲しいと思っているものの、なかなかそれが叶わず悩んでいるハチマキとは対照的に、弟の九太郎は真っ直ぐに自分の夢を信じているのがやはり印象的です。おそらくハチマキも、昔はこんな感じの真っ直ぐな夢を持っていたのでしょうが…、現実はやはり全てが思うとおりにはいかない。
 ユーリの言う「境がない」という考えも、後々この作品全体に関わる大きな要素ですよね。「~が~だから、~なはずだ」という考えをやめてみるとか、色々な現象や物体を規定する「言葉」を無くすこととか、そういうことなんじゃないのかな、と個人的思想を書いてみます。
 後、ハチマキとタナベがかなり接近してきました。やっぱり原作のような超然的な愛みたいなものよりも、もっとわかりやすいものにしたのでしょうか。

14話 ターニング・ポイント
 ToyBoxが新しくなったり社内恋愛禁止条例が出されたりする話。2クール目だからか、OPがマイナーチェンジしています。
 しかし…、この時代での宇宙関係の仕事をしている人にとって、「左遷」とは火星送りなどのことを指すようです。現代の左遷よりも遥かに恐ろしいような…。火星送りなんてされれば、自力で地球や周回軌道上のステーションに戻ったりすることなんてほぼ不可能ですからね。組織の力によって宇宙に進出してきた人間たちは、組織に従わずには生きていられない…。
 ラストで遂にハチマキとタナベがキスをしたっぽいです。原作ではあまり恋愛らしい付き合い方をやっていませんでしたが、アニメではやっていくのか!?

15話 彼女の場合
 デブリ課の派遣社員、エーデルの過去や正体が判明する話。
 エーデルの悲惨な過去は言葉だけであっさり言われていましたが、「色んな男を相手に手錠に首輪、電気ショックに身体中ピアスを付けさせられたり」していたのは、よくよく想像するとものすごくきつそうというか…奴隷扱いじゃないですか!映像付きならウヘェとなっていたと思いますよ。NHKのコード的に大丈夫?
 宇宙ステーション・セブンの中では遊ぶところがないから休日は知人にしょっちゅう会うシーンは、まるで私の田舎じゃねえか!最先端を走る宇宙での生活が、まさかこんなところで地球の田舎に似てくるだなんて…。

16話 イグニッション
 ハチマキが空間喪失症になってしまう、原作にも話です。
 この16話はアニメのこれまでの話を、「夢」という要素において総括したような回でした。確かにアニメオリジナルの話でもよく「夢」が出てきましたね。アニメでもやはりその辺りをストーリーにおいてはかなり重要な位置にしているというわけですね。
 個人的に、今までのことを総括して結論付けようとするような演出は好きです。「今までこうだったんだ、この先もこうであり、そしてそれは覆らない…」みたいな発想とか絶望とかをしていまい、苦しみ、そして何か目から鱗が落ちるような体験をして乗り越える、ということが好きです。
 今回のハチマキにおいてはその「目から鱗が落ちる」というのは、フォン・ブラウン号に搭載されるタンデムミラーエンジンを見たことでした。やはりこういう偉大なものを作ったり成し遂げてきた人たちは、ずっと周りから「そんなの出来っこない」とか言われたり、自分でもそう思ったりすることもしばしばだったのでしょう。そういう苦しみを味わい、乗り越え、そしてまた苦しんでを繰り返して、偉業というものはようやく成し遂げられるものなのでしょう。過去の天才たちはその偉業の結果で評価されただけで、その途中はただの凡人に近かったのかもしれませんね。そしてその壁を乗り越える原動力は、子供の頃に抱いていたような憧れ?

 原作知っているからわかるけど、あの忍者たちがフォン・ブラウン号のエンジン開発所に仕事が決まったのって、死亡フラグじゃねえか!

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