小説「豊臣秀吉」 3巻 感想

雑記
 GWはどこか行こうとしたときに天気が少し悪かったりちょっとした用事があったりして、結局4月末に一泊二日で登山に行っただけだった…。
 ものすごく消化不良です。休暇だというのに、ストレスが溜まっちまったよ。


3巻

 3巻では、桶狭間の戦いが終わって秀吉は寧々と結婚し、さらに手柄を得るために美濃攻めを開始します。
 3巻のあらすじは、まず秀吉は美濃を攻めるために、長良川の上流からの敵の船での攻撃を避けて対岸にある墨俣に城を建てて、この地を織田勢の拠点にしようとします。そのために、秀吉は人足と野武士を連れて敵の居城のある稲葉山(金華山)に潜入し、そこで雨にまぎれて木を切り倒しまくります。その後、出てきた材木を川から流し、城の材料を運ぶと共に敵の船を押し流して敵の川上からの攻撃を絶ちます。材木が墨俣に到着するとすぐに城を建て始め、張りぼてでしたが一夜で城を建てたように敵に見せ付けます。これが俗に言う、墨俣一夜城です。いきなり城が現れたので敵は攻撃をためらい、その間に張りぼては本当の城になっていきます。
 墨俣城の城主となった秀吉は次に、敵方の猛将である鵜沼の虎、大沢治郎左衛門を説き伏せようとします。秀吉は誠意を尽くし、その結果鵜沼の虎は敵方に一石投じることをしてくれます。それは、総大将の側近に総大将への不満を打ち明けるということ。かなり小さな一石ですが、それがきっかけとなって総大将である斉藤龍興と側近達が仲違いしていくようになります。この仲違いの一役には、秀吉の軍師となる竹中半兵衛もいます。
 秀吉は竹中半兵衛と一対一で接触し、天下のために自分の下で働かないかと誘い、半兵衛はそれに応じます。そしていよいよ信長勢は美濃攻めを開始。敵は稲葉山の要塞に閉じこもっていますが、最初に町を焼き払って新しい町を作ろうとします。敵があせっている間に秀吉は山頂にたどり着ける間道を見つけ、山の麓から信長が攻め山頂から秀吉が攻めた結果、要塞は落ちます。
 美濃攻めが終わると、明智光秀が信長の勢力に加わります。秀吉と光秀は難航している伊勢攻めに加わります。伊勢での戦いは敵の他に領民からの攻撃もあるので、なかなか思う通りにはいっていなかったのですが、秀吉は敵の猛将山路弾正を説得し、光秀は領民から支持を受けている勝恵上人を説得して、戦は終結します。
 次は政略結婚wさせられようとする信長の妹であるお市を、秀吉が護衛することになります。秀吉はお市に懸想しているので、かなり複雑な心情でその任を受けます。ここで3巻は終わり。

 3巻で遂に、将来信長を殺すことになる明智光秀が登場します。このときはまだ信長に対して反抗心のようなものを見せていないのですが、この先どうなっていくのやら…。
 美濃の戦いが終わったあと、秀吉は信長の妹であるに懸想してしまいます。信長の、寧々と秀吉への手紙にはかの有名な「禿鼠」という言葉が出てきましたよ。しかし…、禿鼠って本当にひどいあだ名だなwwブタゴリラくらいひどいw
 この先秀吉の片腕となっていく半兵衛が斉藤にやった奇襲は、なかなか感嘆するほど出来のよいものだったと思います。人数が全く違うのに強大な相手をやりこめてしまいますからね。やはり戦では軍師が華麗に勝っていくのが面白いです。
 戦が終わると秀吉は寧々の元に帰ってくるとすぐに肉体を欲するような描写があるのですが、これって史実なのだろうか…。もし史実だとしたら、こんな記録が残っているのはものすごい恥ずかしいものだと思いますね。手紙に「寧々の乳首が吸いたい」だなんて本当に書いてあったのか!?
 初対面から秀吉をやりこめていた寧々の覇気はこの巻でも健在。まあ、戦国時代ではこういう頭がよくて覇気のある妻のほうが、夫にとって大きな助けとなっていくのでしょうね。
 伊勢での戦いの後、将来強い武将となる加藤虎之助が登場します。まだまだ子供ですが覇気はものすごい。


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総括

豊臣秀吉(3) (山岡荘八歴史文庫)豊臣秀吉(3) (山岡荘八歴史文庫)
(1987/02/02)
山岡 荘八

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