2009年北海道ツーリング 12,13日目 有珠山~苫小牧 

2009年8月20日~9月3日まで続いた私の北海道ツーリングのレポートを書いていきますよ。
12,13日目は有珠山、室蘭、登別、そして苫小牧へ。

関連記事
1~3日目 名古屋~襟裳岬
4,5日目 黄金道路~屈斜路湖
6,7日目 雌阿寒岳~雄冬
8,9日目 小樽~松前
10,11日目 函館~洞爺湖

14,15日目&総括
12日目
室蘭 帰る日は明日なのでまだまだ時間がある。ですのでバイクツーリングというより観光地巡りで時間をつぶしていくことにしました。
 曙公園で夜を過ごし、朝になりましたが天気は前の日と同じで曇り。バイクに乗って出発。この日は洞爺湖の火山と室蘭散策が目的。宗谷岬に行った日と比べるとかなり短い行程ですが。
 まず西山火口という、最近噴火した場所に行くことにしました。

階段状 西山火口には無料の駐車場があり、観光バスも停まれるほど広くトイレもあります。西山火口散策路入り口近くには売店が並び、アイスクリームや焼き芋が売っていますがこのときはまだ朝早いので開いているところはありませんでした。
 西山火口は本当につい数年前に噴火したらしく、なぜか私はそのことを全く知りませんでした。散策路を歩いて一番最初に目に付いたのが、道路が階段状になったもの。地層がずれてこうなったそうです。

跡 噴火場所はちょうど国道の辺りらしく、今でも標識が以前のまま残っています。国道で噴火したので現地の人の避難に危険があったのではないか、と思いましたがこのときの噴火はほぼ完璧に予測できたおかげで噴火の時にはもうすでに避難が終わっていたので最悪の結果は免れたそうです。今はもう代わりの国道は出来、前の国道は観光地化されたってわけだそうです。


立ち入り禁止 今でももくもくと煙をあげている箇所は多く、そういう場所には展望地がありそれ以上は進めなくなっています。噴火した場所は地面を吹き飛ばして凹み、そこに雨が降って水がたまるが地熱によって蒸発して煙をあげるっていう感じになっているんでしょうね。
 道は木道になっていますが木道の脇の地面を手で触ってみるとかすかに暖かいです。火傷するほど熱くは無いので触ってみるのも面白いですよ。火山のエネルギーを直に体験できます。

災害 この噴火で壊れた建物はもちろんあり、散策路からは痛ましい姿になった建物を見ることが出来ます。火山岩と火山灰などによって完璧に壊された姿を見ると火山のエネルギーのほかに恐怖も感じてしまいます。
 西山散策路を歩き終えて、次に洞爺湖ビジターセンターに行きました。ここは無料の洞爺湖周辺の自然と火山の出来方などの展示と入館料600円で入れる火山科学館があります。展示物を見てから火山科学館に入りました。

カルデラ洞爺湖 火山科学館ではほぼ全て洞爺湖周辺の火山の噴火のことで一般的な火山のことについてはありません。ですがつい最近の噴火のことを詳しく紹介していたり、映画のように大迫力な映像や建物の中に入っての噴火体験などがあってかなり面白かったです。
 映画によると有珠山の噴火はかなり正確に予想できた特異な例で、これからの火山の研究にも役立ったそうです。科学が自然に勝ったような感じでなかなか燃えましたよ。
 噴火体験は映像と音で噴火の迫力が味わえます。「ゴゴゴゴ…」という感じではなく「ズゴゴゴゴ!!」という感じかな?実際行ってみないとわからないですが、お子様は泣くレベルの迫力があるので大人でも少し注意しないといけません。

駒ケ岳? 次はyou&Iの街室蘭に向かいますが、途中伊達市という場所があり伊達政宗が祭られていたりしていました。なんでこんなところに伊達政宗が?と思って調べてみると、明治時代に伊達家がこの辺りを開拓したからっぽいですね。道の駅では毎週金曜には刀剣製作もしているそうです。
 室蘭の白鳥大橋近くには展望台があり、そこからだと(多分)駒ケ岳や噴火湾がよく見えます。白鳥大橋はもちろん見えます。近くの看板によると、この橋は関東で最大のつり橋だそうですが明石海峡大橋をよく見ている自分にとっては、まあこんなもんかって感じでした。

白鳥大橋 白鳥大橋を渡ると近くには道の駅がありそこで白鳥大橋についての展示がされています。でも私がこのとき求めていたのはお土産が売っている道の駅なんだよ…もうそろそろ帰るし。
 国道を外れて観光道路を通って地球岬を目指していましたが、この地域は複雑な地形になっているので道もカーブが多かったり坂があったり砂利道があったりして少し大変。でもその分室蘭の名のある断崖のほとんどを行くことが出来ました。

室蘭の町並み 地球岬に着くとそこには展望台、トイレ、売店などがあり展望台からは灯台や室蘭の町並み、そして広がる海が見えました。この地球岬が今回の北海道ツーリング最後の岬になるのか…と思うと少し哀愁を感じました。もう今日の行くべき場所はほとんど終わりなので地図を見ながら少しゆっくりしました…。
 しようと思っていましたが、地球岬は恋人が来るような場所らしくカップルが増えてきたのでやっぱりすぐに出発しました。

鳴り砂海岸 次は渚100選の鳴り砂海岸に来ました。ここは砂の上を歩くと音がするらしく、全国的にもかなり珍しい砂浜だそうです。しかし私が歩いたときは何も音がしなかったように思いましたが…少し湿っていたからか?
 今日の晩飯のおかずを買うためスーパーに寄りました。北海道らしく生ホタテやすじこはもちろん、ジンギスカンやようかんパンもやはり売っていました。でもやっぱり一人前の食材は少ないので、どこでも売ってるような無難な食材を選ぶことになりました…。

室蘭岳山麓総合公園自由広場 今日のキャンプ場は室蘭岳山麓総合公園自由広場。無料、水、トイレ、かまどありの樹林帯のサイトです。室蘭岳登山口もあるので駐車場も広いです。
 この日が最後のテントの中で寝る日なので、存分にラジオ聞いたり飯を少し凝ったものにしたりして北海道最後のキャンプを悔いの無いようにしました。でもやっぱり時間がたっぷりあったので暇でしたが。しかも結構寒いし。


13日目
地獄谷 遂にこの日の夜19時、太平洋フェリーに乗って名古屋へと帰ることになります。朝早くに起きて、今日は登別の地獄谷を散策して苫小牧に行ってフェリーを待つことにします。
 室蘭から苫小牧までの道は久しぶりに建物がずっと続く道になっており、なんとなく北海道ツーリングも終わりだな、と感傷に浸りました。国道から県道に入り、登別を目指すと急にかなり大きい旅館やホテルが立ち並ぶようになります。かなりハイレベルな温泉街です。真冬でも札幌辺りから温泉目当てに金持ちがやってくるんだろうか。

地獄の沢 駐車場は広く、いくつもあるのでピーク時以外なら普通に駐車出来ると思います。バイクの駐車料金は確か100円。かなり安いです。地獄谷と大湯沼の駐車券はいっしょなのでどちらかで払えばどちらでも駐車できます。
 地獄谷は木道の上を歩いて進むことになります。もくもくと煙を上げている箇所がいくつもあり、かなり硫黄臭いです。しかもかなり暖かい。地獄の名にふさわしい並外れた環境です。
 もちろん植物なんて一切生えてなく、なんとも奇怪な光景だけが広がります。もし夜に来れば月面世界のように見えるんだろうか。ちょっと見てみたいなあ~。

間欠泉 間欠泉もあるようですが、このときは噴出を見ることは出来ませんでした。周期とかないんだろうか。ちなみに間欠泉をのぞきこむと、ものすごいいぼいぼで気持ちが悪いです。温泉に入ったときこれのようなイボイボが岩に付着しているのをみたことはありますが、おそらく熱湯に溶けたカルシウムなどの成分が水面近くで冷やされて固体として結晶化したものだと思います。温泉でも水面にしかイボイボは無いしね。
 次は少し離れた大湯沼まで歩くことになります。

特異な環境 大湯沼までは土の道を歩きますが、その脇にはかなりへんてこりんな植物が生えていて面白いです。この植物はコケの一種だと思いますが、コケが色つきの花を咲かすなんて聞いたこと無いし、それにコケは精子で繁殖するので花なんて咲かすことなんてありえないとは思うんですが。もしかして花じゃなくて胞子嚢とか?
 大湯沼に歩いていくまではいくつかクイズがあり、登別のことについて勉強できます。初めて知ったんですけど、ハイマツってただ寒いところに生えるんじゃなくて総合的に植物にとって厳しい環境に生えるらしい。ですのでこの近くや硫黄山にはハイマツが生えているらしいです。

大場沼 この地域は有数の硫黄の産出地で、昔はそれで栄えていたこともあったそうです。今は完璧に温泉街となっていますが。
 大湯沼までたどり着くとかなり大きな煮えたぎった沼を見ることが出来ます。蒸気が多いせいか硫黄臭さも激しいです。この辺りでも足湯が出来そうな水路がありましたが、ほんの少ししか流れていなかったので出来ませんでした。というかタオル持ってくるの忘れた…足湯ができねえ…
 大湯沼には駐車場もあるので行き帰りに歩くのが面倒な人でも大丈夫です。

ぐつぐつ 奥の湯沼という大湯沼の近くに小さな沼があるのですが、こちらは大湯沼よりもかなり熱そうで硫黄臭いです。湯気も多くて見るのが少しつらい。成分が濃いせいか、岸にはどろどろのセメントのような、海に流出したオイルのようなでろでろの物質が付着していました。
 次は天然足湯とついでに大正地獄に行こうとしましたが、大正地獄を「ついで」レベルに甘く見ていたのがいけなかった…。大正地獄への道に差し掛かるとき、急に「ズゴゴゴ!」という洞爺湖の火山科学館の噴火体験レベルの轟音が鳴り響きました。もしかして噴火か!?、と思った私は腰がひけたまま走り戻ろうとしました。

大正地獄 轟音のほうを見ると蒸気で先が見えないほどになり、轟音が終わって冷静に大正地獄へと行ってみることにしました。噴火ではなくただの噴出レベルだったので少し安心しながら行くと、大正地獄展望台近くには先ほどの噴出によりあちこちに液が飛んで雨のように滴り落ちていました。足元には泥が。とりあえず写真を撮ろうとしましたが、湯気で何も見えないので試行錯誤していたら、またもや噴出が!そして噴出が終わるともう一度大正地獄を覗き込み、そしてまた噴出。
 かなり面白かったので、とりあえず天然足湯に行ってもう一度ゆっくり見ることに決めました。

濁り足湯 足湯はもんのすごい濁っており、透明度0%の泥水のような感じでした。湯温は手で触ってみるとそんなに熱くなく、ちょうどよかったです。タオルを忘れたので入れませんでしたけど!
 もういちど大正地獄に行くと、係員の人がやってきて展望台立ち入り禁止になっていました。話によると大正地獄が噴出しているから。私はしょっちゅうあるものなんだろうなと思っていましたが、あまりないことのようでした。月に3度ほどしかないらしい。係員によると、係員が来る前に大正地獄の噴出を体験できたのはものすごいラッキーなことらしい。ここにきて運を使うとは!複雑な気分だけど、噴出を生で見れたのは人生初なのでものすごくラッキーでした。
 地獄谷の駐車場まで歩いて戻り、バイクに乗って出発。これにて北海道ツーリング最後のプログラムが終了です。お疲れ様でした。

さようなら北海道 苫小牧に着いたのは正午ごろ。乗船時刻までかなり時間があり暇なので、昼飯を食べることに。苫小牧まで有名な飯所と言えばマルトマ食堂!マルトマ食堂は港のすぐそばにあり、店構えも漁師をメインターゲットにしているとわかるような、かなりごちゃごちゃした小さい食堂でした。本当に店というより「食堂」な感じ。しかしそれでもここに来た有名人はかなり多いらしく、店の壁はほぼ全てサインや写真で埋められていました。とりあえず私は苫小牧の主要産物のホッキを使ったホッキ丼を頼みました。値段は800円でしたが、味噌汁と漬物とごま油を付けた明太子(ぶっきらぼうなお婆ちゃんから急にもらった)が付いていたのでちょっとした定食のようです。味はもう何も言うこともないレベル。
 フェリー乗船時刻まで売店で土産を買ったり休憩所で本を読みまくって暇を潰していました。時刻が近づくと客の数も増えていましたが、目に付いたのが自衛隊がかなり多くいたこと。外を見ると自衛隊車両が大量にあって驚きましたよ。
 フェリーは台風の影響で仙台で乗り換えになる羽目に。おかげで半日帰るのが遅くなりましたが、欠航よりははるかにマシなので別にいやな気分にもなりません。フェリー内ではあんなにいた自衛隊とは出会いませんでした。どこかの部屋を貸しきっていたんだろうか。
 
最終回、14,15日目&総括

北海道百景~癒しの大自然・色 [DVD]北海道百景~癒しの大自然・色 [DVD]
(2001/09/27)
岡崎倫典

商品詳細を見る
web拍手 by FC2

0 Comments

Leave a comment