デスノート 10~12巻 感想 

雑記
 暑くて何もやる気しない…
 生活するだけなら冬のほうがいいな…
10巻
まさに外道 最早頭脳戦というより実力戦か、というようなこともありましたが最後に勝てばそれで全ていいのですから実力も作戦のうちですかね。という感じを民衆の暴動と金のばら撒きで思いました。
 10巻では新たなキラの崇拝者、魅上と高田が登場します。この二人は一番最後のトリックで重要な要素となります。ですのでライトが彼らをどのように使っていたのかを理解することはかなり重要です。
 キラは偶然にも目に止まった魅上を断罪者に選び、そして魅上との意志の疎通を図るために高田とコンタクトを取ることになります。しかしまあ…このときにライトが高田を利用しようとするときに、相手の感情と性格を利用して手玉に取ろうと算段していたときのその冷徹さはかなりゾクッときましたよ。記憶を失っていたときのライトにはこんな冷徹さと残酷さは見受けられなかったのですが、やはり何か大きなことを成し遂げようとする人は普通から異なっていってしまうのでしょうか。
 それに人間の感情なんかも完璧に支配しようとするのを見て、こんなに簡単に人は騙されてしまうものかと少し哀れにも思いました。

11巻
決着の兆し 互いがそれ(捜査員たち)を使い互いを誘き寄そうとしている…
 そしてそうしようとしていることも互いにわかっている…


 まさにこの11巻は上記の言葉が全てとなっています。お互いが相手にばれないようにするのを第一にするのではなく、いかにして相手を負かすか。ニアとライトはお互いがどのようなことするかを理解し合いながら、最後の決着に向けて準備を進めていきます。
 遂に終わりが近づいてきました。この巻ではノートを奪って直接相手を捕まえようとしたり殺そうとすることはありません。ただただ最後に向けての準備をしているのみです。つまりこの巻に出てくるものは最後のトリックの理解に欠かせないものですから、やはりかなり重要なものになっています。
 
 次が物語の終わり。予期できないストーリー展開のラストを締めくくるのは、一体どのようなものなのでしょうか。

12巻
いい暇潰しになっただろ? デスノート最後の巻。ラストだけあって名シーンが多すぎましたよ。おかげでどのコマをアップするかに悩みました。

 冒頭ではメロが高田を誘拐。一体何がしたかったのかと言いたいほどに、一人で突っ走っていました。少なくともこの時点ではそう感じました。結果として高田は死んでしまいましたが。
 そして決着のとき、ニアとライトを含めたキラを追うもの全てが同じ場所に集います。ニアの策は魅上の持つノートを普通のノートに細工して、名前を書かれても死なないようにして名前が書かれなかったものがキラ、だというものでした。対してライトは、ノートをすり変えしようとしてくるのは予想していたから、偽のノートを相手につかませてずっと隠していた本物のノートで彼らを始末する、というものでした。

 しかし結果は、ニアの勝利になりました
 ライトのほうが一枚上手だったのですが、魅上が勝手に本物のノートを持ち出し、そしてそれをずっと肌身離さず持っておかず、決着の場に本物か偽かの確認をしようとすることもなかったのがライトの敗因となってしまいました。
 魅上に本物のノートを出させるためにメロはあのようなことをしたのだと、推測が入ります。もしそれが正しいのなら、おそらくメロは高田が本当の裁きをしていたと考えて高田を誘拐し、自白を恐れた魅上が本物のノートを出してしまうだろう、とメロは考えたのでしょう。
 最終話に松田が「ニアは魅上に本物か偽かの判別をさせずに、ノートをあの場所に持ってくるようにノートで操った。」と言っています。それが本当だと信じるかは人それぞれですが、私はその説を支持します。なぜなら、本物のノートを偽造するときジェバンニが一晩で行いましたが、そんなんじゃあ顕微鏡でミクロレベルですり替えを行われたかを確認していた魅上にとっては判別は簡単でしょう。それに絶対に本物を持っていかなければならないときに確認を怠ることは、あの神経質の魅上を見ればまずありえないと思います。

 ライトがキラだ、と自白をしてからの演説はかなり良かったです。構図、コマ割、台詞、演出、その全てが最高のレベルになっていたと思います。一言で次のコマに移りそしてそのコマも一言で終わっていく…しかしそれが最後まで続かずに、途中に一気に爆発する、そんな感じの進行でした。
 それにライトのもつ健全な世界のイメージも完璧に暴露されるところも良かった。これまで、犯罪者を殺していいか、という思想的なものを出すことを極力避けてきたこの漫画ですが、最後に来て出しまくり。
 しかし負けが決まってしまった後はライトが発狂。結局のところ彼は革命家ではなく、ただ新世界の神になりたかっただけだったようにも思えてきます。もし革命家なら、捕まってもそのまま受け入れるか自殺するかですから。
 
 最終話は1年後に飛びます。キラがいなくなった世界には、やはり犯罪が増えてきていました。そんななかでこれで本当に良かったのか、と疑問に思う松田とそれに答える伊出。伊出はこれでよかったとはっきりと答えます。その理由は、ニアがあそこで負けていたら自分たちは生きていなかったから
 マジ痺れるぜぇ~…(,,゚Д゚)
 伊出がこんなに渋いキャラだとは思いませんでしたよ。

 最後、大きなが浮かぶを想い、キラの信者たちはキラに祈りを奉げます。
 ライトは死んでしまいましたが、神になることは叶いました。しかしライトは生きているときに神になりたかったはずです。この結果に彼は満足したのでしょうか?

1~3巻 感想
4~6巻 感想
7~9巻 感想
総括

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(2006/02/03)
大場 つぐみ小畑 健

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