藤原岳~竜ヶ岳縦走 

 2009年5月9,10日と藤原岳から竜ヶ岳まで縦走してきたので記録として残します。
 やはり今回もいろんな意味で手ごたえのある旅になりました。 
一日目

台地のように緩やかな藤原藤原岳

 まずはでっかいザックを背負って名古屋から2時間ほどかかって藤原岳麓の駐車場へと行きました。
 そこからはずっと登りが続きます。特に最初は階段のような登りが続くので、体力が削られます。しかしある程度まで登ると、登りは少し緩やかになって風も通るようになるのでいくらか楽になります。

 そして頂上に登ると一気に展望は開け、地形もこれまでの登りが嘘だったかのような、かなり広々とした高原のようになります。避難小屋もあるし、トイレもあるのでここで存分に休憩しましょう。

 
藤原岳頂上鈴鹿山脈を一望

 そして展望丘のほうに行くとその名の通り、かなりの展望が得られました。それに頂上の立て札もあるので行くしかないです。なぜか山荘で帰る人が多いのが気になりましたが・・・
 ここからの展望はまさに最高!!360度見渡すことが出来ます。これまでの登りを完璧に忘れてしまいそうなほどのものでした。

急斜面の尾根急斜面のトラバース道・・・でいいの?

 藤原岳から尾根にそって縦走するコースは、かなり人も少なく道も難しいので装備が整っていなければ危険だと思えるものでした。
 まず最初に藤原岳から尾根にそって降りていくのですが、なんといきなり急斜面で岩がゴロゴロしているガレ場。まるでアルプスのような道です。そこをすぎると樹林帯に入りますが、そこでもかなりの急斜面。樹に飛び移りながら、ゆっくりヒヤヒヤして降りていきました。途中トラバース道もありますが、そこは道が整備されてなさすぎてほとんど普通の斜面です。滑って下に落ちそうになることが何度もありますし、靴のエッジを使いすぎて足が痛くなりました。
 何とかそこを通り過ぎて道が平坦になってきても、次は道迷いの危険性が出てきます。西に伸びている尾根から南に伸びる尾根に移らなければならないのですが、そこの道がかなり不明瞭ですしその尾根をすぎても赤テープは平気でさらに西のほうにもあります。ここの尾根の名前は迷い尾根。私は見事に迷ってしまい、気合で沢に下りる羽目になってしまいました・・・
 
今日のテント場 沢に下りた後は、何とかしてルートに戻ろうとして沢を下っていきました。ずっと下ると開けた場所に出たので、ついでにここでテント張って寝ることにしました。
 もうこのときはすでに肉体的にも精神的にもかなり疲れていたので、このような良いテント地を見つけることが出来てかなり安心しました。転んでもタダでは起きませんよ!

 このときは雨の心配もなく、沢が増水する心配は皆無だったので安心して水音を聞きながら眠ることが出来ました。虫も少ないし気温もちょうど良かったし綺麗な水も一杯あったし、結果的にはこれでよかったのだと思います。
 

二日目

竜ヶ岳治田峠でご来光

 二日目は足元が見える程度の明るさになってすぐに出発しました。地図を見るとここからでも峠への道がありましたが、実際に行ってみるとかなり道は荒れていて、ほとんど無いも同然のものでした。沢を登るときは対岸をあっちにいったりこっちにいったり・・・かなり疲れました。
 しかしなんとかして峠に出たときは感動しましたよ・・・ああ、こんなにも苦労することはこのときの感動のためだったのかと思うほどに。

銚子岳頂上静ヶ岳頂上

 峠からは道は整備されていて傾度もそれなりに緩やかです。稜線上にいるので風も気持ちいいし、まさに山歩きの醍醐味のほとんどを味わえるようなものでした。少し足を伸ばして銚子岳に行ったり、静ヶ岳に行ったりして気持ちのいい道と景色は堪能しました。
 そういえば稜線上なのに谷のようにくぼんだ場所が続くのって、一体何なのでしょうか?結構そういう場所が多いので疑問に思います。

竜ヶ岳を望む笹の中にある竜ヶ岳       ここからはほとんど竜ヶ岳のエリアです。竜ヶ岳の近くだけ笹に覆われているのでどこに竜ヶ岳があるのかすぐに分かります。本当に不思議です。何でこんなに急に笹に覆われるのでしょうか?たった何mの差でこんなにも生息地域が違うなんて、生命って不思議ですね。
 静ヶ岳から竜ヶ岳が見えるのですが、ここから一時間ほどで行けるそうです。「絶対無理だろ」と思っていましたが本当に行けちゃいました。かなり驚きです。


竜ヶ岳頂上大展望の竜ヶ岳

 竜ヶ岳頂上にたどり着くと藤原岳頂上並みの大展望が得られます。藤原岳のように岩がゴロゴロしていないので、個人的にはこちらのほうが気に入りました。ここでテント張って寝てみたいです。
 竜ヶ岳は他の登山客にもかなり人気らしく、朝8時ぐらいにも関わらずぞくぞく人が集まってきていました。まあそりゃそうだね。

 この後は峠まで降りて宇賀渓を目指します。いったん峠に下りて国道を少し下って行ったのですが、なんと国道は通行止めになっていました。見に行ってみると岩が道路に大量にありました。なんとか歩いては通れるのでよかったですが、ここまで崩壊しているとは思いもよりませんでした。

長尾滝 国道から沢沿いに下っていくルートにしましたが、そこは二日目最初の沢登りに比べたらそれなりに道が分かりやすかったです。しかしやはり道を見失いそうなところもあったので気をつけなければいけないのは変りません。
 途中長尾滝というかなり立派な滝を見ました。落差もその滝を囲むように岩があるのもかなり美しいものでした。水も澄んでいましたし、ここで水遊びをしたいほどです。

 すっと下っていくと林道に出て、宇賀渓にたどり着きます。最初ここにあるバス停から帰ろうとしたのですが、ここの人に聞くとなんとバス停は無いらしい。観光地図には書いてあるのに・・・
 泣く泣くタクシーを呼んで帰ることにしました。タクシーは高いから嫌なんだよね・・・


 また鈴鹿山脈を縦走したいと思いましたが、交通が結構不便なんですよね。入道から御在所ならバスを利用できますが、全山縦走するとなればやはりタクシーの力を借りるしかないのかな。うむむ

 

御在所・霊仙・伊吹 2009年版 (山と高原地図 44)御在所・霊仙・伊吹 2009年版 (山と高原地図 44)
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