四国遍路 目次

2012年9月11日から10月19日の39日間で、四国内の88箇所の寺を巡る歩き遍路(順打ち)に行ってきました。
ここはその旅の道程を記した記事のリンク集となっています。
これから遍路を始めたい人や、もうすでに旅を終わっている人たちに見てもらいたいです。

まずは宿泊地の概略図、数字は○日目の宿泊地です↓

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1日目 家~5番札所 25km
2日目 6番~10番札所 18km
3日目 11番~12番札所 21km
4日目 12番直後~13番札所 21km
5日目 14番札所~勝浦川橋 20km
6日目 18番~20番札所 23km
7日目 21番札所~鉦打 21km
8日目 鉦打~23番札所 17km
9日目 日和佐~鯖大師 19km
10日目 海南~野根 25km
11日目 野根~24番札所 29km
12日目 室戸~田野 30km
13日目 安田~琴ヶ浜 28.5km
14日目 安田~29番札所 30km
15日目 30番~33番札所 25km
16日目 34番~36番札所 30km
17日目 横浪スカイライン~中土佐町 31km
18日目 中土佐町~佐賀温泉 35km
19日目 佐賀~入野海岸 27km
20日目 四万十市~大岐海岸 29km
21日目 足摺岬往復 29km
22日目 大岐海岸~39番札所 36km
23日目 宿毛~40番札所 32km
24日目 愛南町~宇和島 32km
25日目 宇和島~宇和 30km
26日目 宇和~内子 35km
27日目 内子町~44番札所 33km
28日目 45番~48番札所 33km
29日目 49番札所~伊予北条 30km
30日目 伊予北条~56番札所 35km
31日目 57番札所~小松 31km
32日目 60番札所~新居浜市 36km
33日目 新居浜市~65番札所 34km
34日目 66番~69番札所 34km
35日目 70番~76番札所 28km
36日目 77番~81番札所 34km
37日目 82番~85番札所 35km
38日目 86番~88番札所~白鳥 31km
39日目 白鳥~帰宅! 32km

装備リスト
装備編①     
装備編②
総括

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四国遍路 総括

39日間、1125kmの歩き遍路の総括
まとめるべきものは多いので、歩き旅での宿泊や食事などの「技術的総括」、長時間の歩行による影響として「肉体的総括」、そしてこの遍路旅で得られた精神上のものとして「精神的総括」、この3つに分けてまとめていきます。

技術的総括
使用金額:生活費約3万円+納経代約2.5万円=5.5万円
荷物の重さ:最低は12kg、最大では水2.5kg+米2kg+食料1kg+12kg=18.5kg

 私は、テント泊自炊型歩き遍路でしたので、荷物は重くなった反面生活費を安く抑えられました。ガイドブックなどでは大抵、「民宿泊まり型歩き遍路の生活費、~十万円かかる」としか書いておらず、テント泊自炊型ならいくらかかるのかわかりませんでした。大体このくらいになると思います。

 宿泊に関して、二日目で遍路小屋(東屋型)に宿泊してみたこと以外、全ての日でテントを用いて寝ました。台風が2回やってきましたが、ちゃんとテントと柱などをロープで繋げておけば耐えられると思います。テントが安物ならきついかも…。
 テント泊では設営する場所が肝心です。まずは、人通りがほとんど無く、人目につかない場所を探す必要があります。そして、テントを建てられるほどの、石でごつごつしておらず、草が生えすぎておらず、傾斜が緩やか~平坦なスペースを探す必要があります。もしそれらの作業を怠れば、その場所を追い出されたり、寝苦しい夜を過ごすことになります。
 男性の歩き遍路には遍路小屋泊まりの人が多かったですが、私としてはテント泊まりをおすすめします。そのメリットは以下の通り、
①プライベートな空間を持てる
②風雨が強い日でも大丈夫(東屋だと吹き込んでくることもしばしば)
③暖かい
④光、音などを緩和できる
⑤風が強いときでも自炊できる
⑥蚊などの虫に悩まされない
⑦設営適地があればどこでも泊まれる(もちろん適地は遍路小屋よりも多いです)
…などですかね。デメリットとしては、
①重い、かさばる
②設営、撤収が面倒くさい
③購入費用が必要
④真夏は暑い
という感じでしょうね。デメリット①、②は慣れれば大丈夫と思いますが。さあ、これを見ている人、テント泊と小屋泊どちらかにするなら、どっちがいい!?

 食事に関して、えー、私は外食は1回だけ行っただけで、その他の全ての食事は、自炊もしくは出来合いのものでした。ちなみに4つ足は食べないようにしておきました。鳥と魚は食べましたが。
 基本的に、朝食はご飯とおかず、もしくはパンとコーヒー。昼食はパンやお菓子。晩御飯はご飯と豪勢なおかず、残ったら次の日の朝のおかずとなりました。料理方法は、醤油や味噌で炒めたりすることが多かったです。醤油、味噌は最強すぎる…。
 料理道具や米を担いでいたので、荷物は重くなりましたが、自炊はストレス解消にかなり役立ったと思います。自分で火を通したり味付けしたりする料理は、人によっては面倒くさいだけかもしれませんが、私は日頃から自炊を行っているので基本は知っていますし、それなりに好きです。
 歩き旅での自炊では料理道具の種類が少ないので料理方法自体は単純なものになってしまいますが、スーパーなどに行けば多種多様な食材を購入できるので、結果としては毎日違ったものを食べることができます。ですので、歩いているときに「今日は何を食べようかな~」と献立をゆっくりと考えて楽しむ、ということもできます。
 数日の旅ならパンやレトルトだけでも飽きずに食事を行えるでしょう。しかし、遍路旅は40日前後もの長旅になります。いかに飽きずに食事を行い、効率よくストレスを解消できるか、ということも重要となってきます。ですのでその一環として、私は自炊をオススメします。まあ、料理が苦痛なら別に良いけどね…。



肉体的総括
体重:56kg→49kg
体脂肪率:14%→10%

 う~ん…体重が減った割りに体脂肪率があまり減っていない…。ずっと運動していたから筋肉が増えたと思ったのですが、そんなに増えていないようです。食事量が少なくて筋肉の一部もエネルギーとして使用してしまったかもしれません。

 今回の歩き旅で最も重要な肉体の部分は、足の裏でした。歩き始めた当初は、この足の裏のしびれやマメの痛みが、1日の歩行距離を決めていました。マメは1日目から出来始めました。完治したのは20日目くらいかな…。
 日頃から相当の距離を歩いている人以外なら、歩き遍路で必ずマメは出来ると思っても良いです。ですので、このマメとどうにかして上手く付き合っていかなければなりません。マメが出来たら、さっさと火などで消毒した針で刺して膿を取り除き、消毒液をかけて、靴下を履きましょう。テープを貼るかどうかは迷いどころですが、いったん潰して膿を取り除いても、歩いているときに膿はどんどん出てきます。その膿を溜めないためにテープを貼らず、靴下等に吸収させてしまうのも手です。寝る前はきちんと潰して寝ましょう。
 痺れは、ホームセンターなどで中敷きを購入して装着すると、かなり良くなりました。しかし接地面が変わって新しくマメが出来たりするのには注意しましょう。
 足の裏の痛みは肩や腰と違って、慣れてくればかなり改善されてきます。最初は苦労しますが、慣れるまで我慢です。

 荷物が重い場合、肩や腰の痛みは無視出来ません。この2箇所の痛みは、ウエストベルトやチェストベルトなどを上手く調整すれば問題になりにくいですが、長時間腰骨にウエストベルトをきつく締めていると、だんだん針で刺されるような痛みがしてきます。痛いので緩めると、次は肩が痛くなる…。
 肩や腰のベルトの調整方法は個々人によって大きく変わるので、各々でどうにかしないといけませんが、私はこうしました。腰が痛くなるとウエストベルトの位置を上下に動かして、ザック全体のベルトをそれに合わせて、腰骨の痛みを緩和させました。
 足裏の痛みは徳島や高知で悩まされますが、肩や腰の痛みは愛媛辺りで悩まされたので、おそらく肩や腰は慣れだけでは対処できないのだと思います。

 帰宅したとき、足の裏がずっと履いていた靴の形に合うような形になっていたので、裸足でフローリング歩くのが辛かったです…。そういう状態が3日くらい続きましたよ。1日に何十kmも歩いていたのに、家の中でほんの数歩歩くのが辛くなるとは!
 ずっと歩いていたからか、運動量の割りに食事量が少なかったからか、帰宅したときには妙に寒かったです。新陳代謝が少なくなって、身体があまり熱を出さずにいたからかもしれません。家族の中でも暑がりの私が、帰ってきたら最も寒がりになっていましたよ。こんなこともあるんですね。



精神的総括
 私は今まで生きてきて、読経を行ったことは一度もありませんでした。寺に参ったりしても、お賽銭を入れて手を合わせるだけ。そこに宗教的意味なんてありませんでした。ただの習慣に過ぎませんでした。
 しかし、今回遍路旅を行って88箇所の寺で参拝を行ってみたところ、「何だか良いもの」に思えました。蝋燭と線香に火をつけ、お賽銭を入れて納め札を納めて、読経を行う。こういう一連の作業は、確かに最初は作業でしかありませんでしたが、旅を進めていくうちに、その作業によって何だか心が洗われるような感じになりました。

 私は意味も示しているポケットサイズの般若心経の教本を持っていき、ただ読むだけでなくその意味も理解しながら読んでいきました。「遍路で寺に参るときは、最低でも般若心経を読んでおきなさい」と言われるように、遍路での読経の中でも最も重要な経典なのでしょう。
 般若心経は「空」を示したものであり、誰が神かとか、誰が偉いかとかは一切書いてありません。ただ純粋に哲学であるようです。形あるものは無いものと同じ。無いものは形あるものと同じ…。全てを「無い」としており、そして虚無感すら無いともしています。
 空の概念はやはり普通に生きていく中では実感しにくいと思いますが、私個人としては、つまり「全てを何かとして断定することは出来ず、全ては異なりしかも移ろうものである」、というように感じました。
 最終日で私は、山を「山」、空を「空」というような言葉で表せるように世界を見るのではなく、ただそのままの姿をそのまま受け取ることが出来たときがありました。般若心経での「空」って、そういうことなんじゃないのかな?と思います。

 歩き遍路を始めた具体的な理由は無かったのですが、いろんなお寺に参るんだから、形式上でいいから願い事を決めようとしました。で、その結果考えついたのが、

「この命尽きるその時まで、心身ともに健康でありますように」

ということにしておきました。これは単に長生きしたいというのではなくて、「衰弱して死ぬのは嫌だ、パッと死にたい」という意味です。私はただ、面白く、太く、生きてみたいのです。

 歩き遍路をやっているとき、よく「どうして始めたの?」と聞かれました。私は全て「何となく」と答えました。が、相手は腑に落ちない様子でした。
 私の「何となく」っていうのは、実は「空」の概念を乗せていたのですが、そういうことを指摘する人は誰もいませんでした…。つまりですね、私にとっての今回の遍路旅の理由は、「あなたはどうして生きている?」に対応するような答えだったのです。生きる意味なんて誰にもわかるわけがない、わかる必要もない。だからこそ、究極的に全ての人間は「何、というものもなく」生きていると思うのです。私のやった遍路旅だって、この人生や世界全体で見れば意味なんて無い、そういう意味で生きることと等しい、と考えています。
 バスツアーでお年寄りの方が大勢で遍路を行っていますが、むしろ私から言いたい。「あなたはどうして遍路をするの?」と。私の言う「何となく」以上の答えをしてくれるのでしょうか?
 
 
 実際、歩いているときは辛さ8割、楽しさ2割ほどでした。毎日身体の痛みに耐え、毎日水や食料の確保に苦心し、また明日も同じ苦労をしないといけないのか…という精神的苦痛もありました。「楽しかった?」と聞かれれば、「楽しかった」とはっきり言うことは出来ないというのが正直なところです。
 しかし、今から思い返すとですね、楽しさ8割、辛さ2割のように思えるのです。歩いているときの苦痛を忘れたわけじゃないのに、何故か旅が終わった今では、あの旅がものすごく純粋で崇高なもののように思えるのです。そう思えるのはおそらく、日常生活ではあの旅の日々ほど、ある一つの目的に向かって純粋でありはしないからなのでしょうね。

 辛く、それほど面白くないが、目的を達成するために純粋で、後から崇高なもののように思える人生と、その時々は楽だけど後から思えば何をしていたのか忘れてしまうような人生、どっちがいいでしょうか。
 安定を求めて社畜になって心身を破壊するようなのは絶対嫌だ、安定のために夢を諦めて「普通」の人生を送るなんてのもつまらなく思っているので、やはり私は辛くても純粋に頑張る人生のほうが向いているのかもしれません。
 
 最後に、人生の目的を知りたいとか人生に意味なんてねえよという人に歩いてもらいたいです。もしかしたら、ある目的を果たすために純粋に生きていく美しさがわかるかもしれないので。
 色々親切なことをしてくれた人に対しては、あえてここではお礼を言いません。行動で示していくつもりです。

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四国遍路 装備編②

地図

 遍路のための地図は結構それなりに種類があるようですが、歩き遍路で用いる地図はほとんどへんろみち保存協力会発行の「四国遍路ひとり歩き同行二人・地図編」が用いられています。amazonでは買えないので公式ページのリンクを貼っておきます。
 価格は2500円で少々高めの印象を受けますが、この地図を発行している人たちが道中に多くの道しるべをつけていらっしゃるようなので、そのお布施と言う意味でもこの本を買って用いることをお勧めします。

 さて、その使用した感想ですが、基本的に縮尺は大きくて見やすいし、ちょくちょく札所からの距離が載っているので計画が立てやすいし、店の場所も示しているので計画も立てやすく、かなり助かりました。右上から左下に移動するようなページ構成には慣れるのに少しだけ時間がかかりましたが、この構成だとページ数も少なく出来るし見やすくていいかと思いました。
 ただ欠点としては、スーパーやコンビニなどの情報が古いものが多いということですかね。私の持っているのは2010年改訂のもので、2012年に使用しましたが、もうすでに潰れている店舗や地図には載っていない新しく出来た店舗がかなりありました。ですので、この地図に載っている個人商店・中小規模の店の存在に関しては、あまり信用しすぎないほうが良いかと思います。「この先にあるであろう店に寄らないと、俺は餓死してしまう!」なんてことはあまり無いように。


料理道具

 金の節約・多様な食料の摂取・ストレス解消のために料理道具もちゃんと持っていきました。
 クッカーは登山用品店で買ったものではなくて普通にホームセンターで買ったものです。↓のリンク先の大鍋とザルが無いようなものです。中鍋で米を炊き、小鍋で何か煮込んだりフライパンで炒めたりして、いろんな材料を適当に料理することが出来ましたよ。

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 コンロは、市販のカセットボンベを適宜補充できるように、コンパクトなカセットコンロを購入しました。ホームセンターで3種類コンロを発見しましたが、iwataniのものが最も軽くてコンパクトだったと思います。
 ちなみに、カセットボンベはほとんどのスーパーで3本売り、コンビニではたまにバラ売りがあります。特に、コンビニのスリーエフではバラ売りのボンベが売られていることが多く、補充が行いやすかったです。(高知県以外では店舗数かなり少ないけどね…)
 

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イワタニ(Iwatani)

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 歩いていると自動販売機がいたるところにありますが、そういうものをずっと使用していると最終的には結構大きな額となっていますので、体力の許す限りはタダ同然で手に入る水道水を担ぐのも良いかと思います。
 行動中に飲む水は、夏場では1~1.5Lほど、肌寒くなると0.5Lほどで済んだりしました。自炊・野宿で使用する水量は、野宿地到着~出発直前で最大1.5Lほどでした。食事メニューが米と煮込み料理だと、このくらい使用することになると思います。私は最大2.5Lまで持つことが出来る水筒を持っていきました↓
 水の補給場所は、寺の手洗い水、トイレ、人があまり通らないかつ上流に民家などが無い沢の水、公園の水道水などがあります。民家に行って「水を分けてください」とお願いすることも出来ると思いますが、私はそこまで困ったことはありませんでした。
 普通の水ばかり飲んでいるとやはり味気なかったりするので、スーパーでジュースを買ったり粉末ジュースを買ったりしましょう。自動販売機で買うよりかはかなりの節約となります。

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衣類等

 私は装着しているもの含めて、Tシャツ・靴下・パンツ3枚ずつと、上着一枚、長ズボン2枚持っていきました。また、タオルは2枚持っていき、銭湯に入ってもこの2枚で何とか何とかしました。
 基本的に、下着は化繊で、靴下は中厚のものが良いと思います。靴下は中厚だと靴擦れなどを起こしにくいですからね。

 長期の旅のため、洗濯をどうするかもよく考えなければなりません。私は比較的きれそうな沢や公園で、洗濯石鹸を用いて洗濯しました。石鹸はソーダの匂いがかなりするものでしたので、消臭にもなりました。案外白衣の汚れも結構落ちて、綺麗になりましたよ。
 洗ったものはよく絞り、ザックに縛って干しました。靴下やパンツはザック横のベルトにかけて、じっくりと時間をかけて乾燥させました。

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巡拝用品

 巡拝用品は色々ありますし、この記事よりももっと詳しく説明しているサイトがあるので、私が持っていったものを記しておきます。
・カバー付き金剛杖
・袖付き白衣
・菅笠
・山野袋
・納経帳
・数珠
・般若心経教本
・納め札200枚
・蝋燭
・線香
・線香入れ

 読経では開経偈、般若心経、御本尊真言、御宝号のみしか唱えませんでした。しかし遍路が進むにつれて「何だかこれだけだと物足りないな~」と思うようになりました。ちゃんと全部載った教本を買ってもよかったかなと、今では思います。

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四国遍路 装備編①



 どの歩き遍路ウェブサイトでも書いていますが、靴が最も重要な装備です

 一言に靴と言っても、その特徴は様々です。例えば、アスファルトなど硬い地面に強いもの、登山道など凸凹した地面に強いものなどです。歩き遍路は歩行距離の8,9割がアスファルトですので、基本的には硬い地面に強いものが良いです。と言っても、100%硬い地面用では登山道や雨の日の坂道に弱くなってしまうため、やはりそれなりには登山靴的な性質も持ち合わせたほうが良いです
 また、長期の旅のため雨に降られることもあるでしょう。ですので、ゴアテックスが使用されているものがいいです。使用されていないけど速乾性のものは、耐久力があまり無いかと思われます。
 
 私が今回使用したのは、SIRIOのPF116です。登山用品店で、「ウォーキングシューズに近いトレッキングシューズは無いか」と店員さんに聞き、いくつかの候補の中で最も自分の足に合うものを選びました。
 結果としては、最後まで持ち、山道でも靴のおかげで苦労したということは無かったです。しかし、足が慣れていなかったというのもありますが、徳島県内では10kmほど歩くとかなり足裏が痺れて痛くなっていました。が、ホームセンターでクッション性の高い中敷を買って装着すると、足裏の痛みは段々緩和されていきました。最終的には30km弱ほど歩くまでは足裏が痛くなることは無くなりました。
 というわけで、ちょっとトレッキング性の高い靴だろうとも、ホームセンターで中敷を買えば結構万能な靴になるかと個人的には思います。

PF116のリンクが無いので、それに近い靴のリンクを一応貼っておきます↓
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SIRIO(シリオ)

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ザック

 ザック選びでは容量が最も重要となります。そして歩き遍路スタイルによって必要となる容量も変わってきます。
 ネットを見たところ、以下のようでした。
・全部民宿泊まり→約20L
・テント・自炊なし野宿→約30L
・テント・自炊あり野宿→40~50L
また、60L以上など大型ザックでは、菅笠がかぶれなくなるようです。

 私の遍路スタイルは、テント・自炊あり野宿です。しかし持っているザックが15L、30L、70Lの3つであり、ちょうどいいものが無かったので、30Lのザックにロープで荷物を外付けして無理やり荷物を担いでいきました。遍路終了時点では以下のような感じ↓
IMGP4068.jpg
 外には巡拝用品袋、カッパ、ゴミ袋、マット、ポール、シート、着替え袋、テントをつけて、それ以外の装備は中に入れたり、ウエストポーチの中に入れました。

 こういう風に強引にロープで縛ったりすると、天蓋辺りが破れてきたりするので、ザック補修用のためにも裁縫用具が必要となりました

 古いザックなので、これに近いもののリンクを貼っておきます↓
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テント
 
 テントはやはり、軽くて多少の雨にも耐えられるちゃんとしたものが良いです。
 私は登山をよくやっているので、登山用のテントを持っていきましたが、これは大正解だったと思います。軽いし、強烈な雨でも中がびちゃびちゃに濡れることはなかったし、ポールの強度もあるしロープを使ってテントと東屋を繋げると台風にも耐えられましたしね。

 私が持っていったのは、アライテントのエアライズ1です。登山用テントでは定番のこれですが、37泊の使用にも十分に耐えてくれました。

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アライテント(ARAITENT)

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シュラフ

 シュラフには耐寒温度があります。歩き遍路ではやはり、自分の遍路日程の中で最も寒くなるであろう時期にも耐えうるギリギリのものを持っていくのがベストかと思われます。耐寒温度が下がればもちろん重量も増えますからね。
 私が遍路を始めた9月11日頃はまだまだ残暑厳しいためインナーシーツとシュラフカバーで寝られましたが、段々季節が進んだり標高上げたりして気温が下がったときは、最大でインナーシーツとシュラフ(耐寒温度10度くらい)と服2枚ほど装着しました。(旅の終わりは10月19日)

 どのシュラフを持っていったのかは、実は私にもわからないのですが、確か↓のようなものでした。耐寒温度は10度ほど。夏から秋の歩き遍路ならこの程度で良いでしょうね。しかし冬の時期に歩き遍路を行う場合は、もっと耐寒温度の低いもののほうが良いでしょうね。

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(2012/04/17)
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四国遍路 装備リスト

私が持っていったもの、補給したもののリストを載せておきます。

・菅笠
・菅笠カバー
・カバー付き金剛杖
・袖付き白衣
・山野袋
・蝋燭
・線香
・納経帳
・数珠
・般若心経教本
・小銭
・納め札200枚

・靴
・靴の中敷
・半袖シャツ3枚
・長ズボン2枚
・長袖上着1枚
・タオル2枚
・パンツ3枚
・靴下3枚
・膝サポーター

・ザック(約30L)
・テント
・ブルーシート
・折畳み型マット
・カッパ
・ザックカバー(70L用)
・財布
・ビニール袋
・シュラフ
・シュラフカバー
・インナーシーツ
・クッカー
・コップ
・ガスコンロ
・ガスボンベ(最終的に875g分使用)
・トイレットペーパー(最終的に2ロール半使用)
・調味料(塩、醤油、味噌、みりん、顆粒だし、サラダ油)
・米(最大2kg)
・水筒(最大容量2.5L)
・食料(適宜補給)
・ビタミンサプリメント
・粉末ジュース
・爪きり
・消毒液
・紙テープ
・絆創膏
・テント補修テープ
・洗濯石鹸
・地図
・ロープ(約5m)
・メモ帳
・ボールペン

・ウエストポーチ
・デジタルカメラ
・予備電池
・ナイフ
・箸
・スプーン
・歯ブラシ
・コンデンスミルク
・ヘッドライト
・はさみ
・剃刀
・ビニールテープ
・携帯電話
・携帯電話充電器(要乾電池)
・コンパス
・靴紐
・カラビナ

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